中庸
先月、90歳で亡くなった斉藤茂太さんの著書のタイトルには、どれも関心のあるキーワードが含まれている。
「図解 グスを直せば人生はうまくいく」「いい言葉はいい人生をつくる」・・・。
今年の秋、四谷駅を起点に新宿歴史博物館など歴史散策した際、新宿御苑前のファーストフード店で読んだのが、古本屋で買ったモタさんの本。
印象に残った言葉は、「仕事主義も家庭本位もいけません」ということ。
毎晩、仕事で夜遅い日が続くと、この言葉には考えさせられる。
「日本人のものの考え方や価値観は、同情心が厚く、善行を好み、人々と調和することを何よりも大切にすること」と。
そして、「自然のかすかな移ろいを喜び、自然に調和することの穏やかな心境が、日本人に、「中庸」、
つまり、ほどよい状態をよしとさせている」とも。
「日本人は、なぜわざわざ渋滞に巻き込まれてまで“紅葉”なんかを見に行くのか?
木の葉が紅葉するのは当たり前じゃないか。自然なことだよ。」
以前、カナダ人の知り合いがあきれた様子で話していたが、日本人は、自然の移り変わりを大切にし、その中に美しさを見出す。
今週、新聞で、今年度、日本映画の興行収入が、なんと21年ぶりにハリウッドなど外国映画を上回ったという記事を読んだ。
確かに最近見た映画は邦画ばかりだが、それにしても「21年ぶり?!」
いろいろな要因があると思うが、何でもかんでも外国のもの、特にアメリカナイズされたもの、そして
「金がかかっているものほどよい」という価値観は大きく崩れている。
もっとも、最近のハリウッド映画の脚本のチープさにはがっかりさせられることも多いが・・・。
江戸時代の庶民生活の中に、リサイクルの考え方が根付いていたことが、最近、注目されている。当時の日本独自の文化を学ぶこともブームらしく、本屋には、江戸時代の地図が多く並んでいる。
また、日本人の「もったいない」という価値観に改めて着目する動きもある。
以前、義弟を訪ねてシカゴへ行った時、ショッピングモールに連れて行ってくれたが、その数年後、日本で同じコンセプト、同じ店舗デザインの大型ショッピングモールが誕生した。
「いまだに、日本はアメリカを追いかけているということか・・・。」かなりがっかりした。
ビジネスモデルは、まだまだアメリカからの輸入が続くのかもしれないが、そもそも食生活や文化面では、日本はアメリカを目指す必要はないように思う。
街づくりなど地域経済面では、むしろヨーロッパ型を目指すべきではないだろうか。
旅行をしても、どちらかといえば、アメリカよりヨーロッパの方が気持ちが落ち着く。DNAが反応しているからではないかと思う。
大切な友人が、ぽつりとつぶやく。
「日本人はもっと自信を持ってもよいと思う」
本当にそう思う。
この二千年以上もの間、砂漠で生まれた一神教を信じる国々が世界の多くをリードし、人類は大きく発展してきた。
グローバル化が進み、また、人類がともに環境問題と立ち向かう必要がある今こそ、神と仏を融合させる日本人の「調和」の心、そして、小さなことを無駄にしない、「もったいない」という考え方を大きく活かすことができるのではないだろうか。
豊かな森のみどりに神を信じ、自然と四季を愛する日本人が、世界に貢献できるのではないだろうか。
まぁ、世界のことを考える前に、まずは自分か・・・。
人を大切にするためには、自分を大切にする必要がある。
モタさんの言う「人生80%主義」で、無理せず無事に毎日過ごすことが何よりも大切だ。
←先週に引き続き、部分毎の仕上げのため、細かく色を重ねる。
両足の太さのバランスがおかしいことに気付き、左足の外側のラインを内側に寄せるとともに、左足の軸を内側に移すよう修正。
描けば描くほど気になる部分が出てくる。
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視聴率を何よりも優先し、内容よりも見せ方を気にする民法放送の情報など、そもそも信用していないので、ほとんど気にもならないが、どうやら苦情が殺到しているらしい。














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